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ハノイの送り出し機関でベトナム人研修生を指導した、日本語教師の体験談!

2020 3/04
ハノイの送り出し機関でベトナム人研修生を指導した、日本語教師の体験談!

 ベトナムの首都ハノイにある研修生送り出し機関において日本語教師を務めた私の体験談と、その経験を踏まえてのベトナム人研修生の特徴をご紹介させて頂きたいと思います。

私が勤務したベトナムの送り出し機関では、全く日本語を知らないベトナムの方々に「あいうえお」から日本語教育を行い、最終的には日本で研修生として働けるまでの日本語力 がつくよう、プログラムが組まれていました。ほとんどの人が送り出し機関の寮で生活をし、日本に研修生として来るために、朝から夕方までみっちり日本語を学ぶという生活を送っていました。

目次

ベトナム人研修生の良いところ

初めに、自身の経験に基づいてベトナム人研修生の方々の良いところを、いくつかご紹介したいと思います。

日本語学習へのモチベーションが高い

第一に挙げられるのは日本語学習へのモチベーションの高さです。

一般的に勤勉と言われるベトナム人ですが、寮生活まで行い日本語を学習しに来ているので、「日本語ができるようになろう」という気持ちが非常に強いです。授業後も自ら質問に来られる方も多く、休み時間にも教科書を自主的に音読している姿が多数見られました。

漢字を覚えることは、難しい壁のようですが、多くの方々が、機転が利き、積極性があるため、聞く・話すといった能力の伸びは大きかったです。特に女性の熱心さは目を見張るものがあり、向上心を強く感じられます。

目上を敬う文化など日本人と感覚が近い

第二に、日本人の感覚と近いのが、一緒に働く上での大きなメリットになるでしょう。
儒教文化が根付くベトナムでは、目上や年上の人を敬う文化がしっかりしています。私自身、食事や移動をする時など様々な場面で、ベトナム人の方々に「お先に先生がどうぞ」と常に言って頂き、目上をたてる文化を肌で感じました。

また、大きな声での朝の挨拶や帰りの挨拶も非常に印象的で、日本の文化と非常に近いものがあり、感覚がよく似ています。このように日本人と感覚が近いベトナムの方々は、チームワークを大切にする日本の企業文化にも馴染みやすいことでしょう。

日本への憧れ・日本で働きたいという気持ちが強い

また、多くのベトナムの人にとって、日本への憧れがあるだけでなく、ベトナム人研修候補生は日本で働きたいという気持ちが非常に強いです。故郷の家族や配偶者、子どもの為に日本で働きたいという方もいれば、日本で働く経験を積み、将来、ベトナムでより良い職につきたいという方も多いです。

彼らは、自分自身のより良い将来プランを描いているため、日本で働くことへの動機がしっかりしており、意欲や向上心が高くみられます。

ベトナム人研修生と働く上での注意点

さて、ここまでは、ベトナム人研修生の良いところを書いてきましたが、良いところばかりではないのも事実です。
ここでは、一緒に働く上で気をつけた方が良い点を挙げたいと思います。当然ではありますが、日本人とベトナム人の間でも国民性に違いがあり、良い点でご紹介しましたように基本的には感覚が似ていますが、微妙な違いに戸惑うこともあります。

時間・納期の感覚

例えば、時間感覚の違いが挙げられます。私が日本語を教え始めた当初、数分遅刻する方が何人かいました。私が注意をした際も、「すみません」とは言うものの、あまり反省をしていない様子に違和感を覚えました。
来日予定の研修生は当然、時間厳守の文化をしっかり教育され、気を付けなければいけないことを理解していますが、ベトナムという国では約束時間に数十分遅れても普通といった感覚があるように私は感じました。「1分でも遅れてはいけない。約束した時間の10分前には到着し、事前準備する」といった慣習は、なかなか感覚的に理解するのが難しいような印象を受けました。

根付いていない報連相の文化

また、なにか指示されたことに対して「はい、できます」と即答するにも関わらず、結果的にできていなかったということが何回かあり、違和感を覚えたこともありました。

目上の人からの指示に「ノー」と言えないので、まずは返事をしたといった感じで、できなかったことへの報告もなく、悪気が感じられませんでした。現地で働く駐在員の方々とお話をした際も、ベトナムでは社内での報連相の徹底がなかなか難しいということを何度か耳にしましたまた、ベトナムの現地企業では、従業員のミスに対し、給与から減額する等のペナルティを課す企業もあり、自身のミスを自ら報告するということも馴染みがないようでした。


日本に働きに来るベトナム人研修生は、日本文化も学び、日本の文化・日本のやり方で働くという意欲が高いことが大前提ではありますが、もともとは微妙な感覚の違いを持っていることを理解することが、円滑に働く上で重要だと思います。

また、当然ながら、ベトナム人研修生を受け入れる上で、日本人のように自ら考え、状況を察し働いてほしいという期待があることでしょう。しかしながら、ベトナム人研修生が日本の仕事のやり方に慣れるまでは、できる限り相手が後に言い訳をできないくらい具体的な指示を行い、仕事の出来をチェックすることが、よりスムーズに仕事を進めるための鍵になると思います。

まとめ <ベトナム人研修生の良いところと注意点>

この体験談では、ベトナム人研修生の良いところと注意点を紹介しましたが、総じてみると、ベトナム人の方々は熱心で勤勉であることは、はっきりと言えると思います。

熱心・勤勉さで言うともちろん日本人に敵わない部分もありますが、急速な国の経済発展の中で生きるベトナム人の方々のハングリー精神は、私たち日本人以上のものがあります。

研修生として受け入れを行う上で、言葉・文化の壁はあるかと思いますが、向上心が高く、日本に近い文化をもつベトナム人研修生を受け入れることは、メリットが大きいことでしょう。ぜひ、新たな人材の採用の際には、ベトナム人の方々の採用も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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