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監理団体と登録支援機関は何が違うの? ~それぞれの役割と違い~

2020 3/05
監理団体と登録支援機関は何が違うの? ~それぞれの役割と違い~
目次

監理団体と登録支援機関とは

一般企業が外国人を採用する方法はいくつかありますが、最近ホットなのは「実習生」と「特定技能」でしょう。

どちらも、自社で直接ベトナムなどの現地人材会社とやり取りすることもできますが、コストが掛かって仕方ありません。仮にベトナム人の入社にこぎつけたとしても、言葉も完璧には通じないので入社後のフォローも大変です。

そこで人材紹介や入国後のサポートを請け負ってくれるのが、監理団体・登録支援機関です。

監理団体とは実習生と受入企業を監督・管理する団体で、ほとんどが協同組合です(令和2年1月末時点で2,916団体が許可取得)。非営利団体しか監理団体になれないことになっていますが、監理団体は営利目的で監理事業を行っているのが実際のところです。

登録支援機関は、特定技能外国人のサポートをするところです。こちらは営利団体でも支援事業を行えます。現在は、協同組合はもちろん一般企業から行政書士事務所まで、様々な団体が登録支援機関として登録されています(令和2年2月14日時点で3,808件登録)。

ポイント

・技能実習生の支援は「監理団体」
・特定技能の支援は「登録支援機関」

監理団体・登録支援機関のお仕事

監理団体が行わなければならない仕事は多岐にわたります。中でももっとも重要で、法律(技能実習法)で定められているものの一つが、3カ月に1回の監査と実習生入国初年度に毎月行う訪問指導です。

監査では、受入企業担当者からのヒアリングや実習生との面談を行い、未払い賃金がないか、長時間の残業を強いられてないかなどを確認します。訪問指導でも、実習の状況や日常生活が問題なく送れているかの確認をします。

この監査と訪問指導が監理団体のメインの仕事になりますが、一番人件費が掛かるところでもあるので、監理団体によっては書類だけ作って2〜3カ月に1回しか来ないような監理団体もあります(まったく来ないところもあります)。ちゃんと毎月来るかを事前に確認するのは難しいですが、監理団体に毎月支払う監理費が安いところは要注意です。

ちなみに、技能実習生の監理に関しては97.2%が監理団体に委託をしています。(2018年末時点)

登録支援機関の仕事も同様に多岐にわたります。基本的には「特定技能外国人の受入企業がしなければならない仕事のうち、委託を受けたもの」です。

受入企業がしなければならないのは、入国管理局に提出する書類作成や外国人への雇用条件の母国語での説明、入国・帰国時の空港送迎、入社後の3カ月に1回の定期面談など10項目が規定されています。

入国管理局に提出する書類の数は5~60種類とかなりの量になり、急なトラブルに対して母国語で対応できる体制を整える必要もあります。そのため、多くの場合ですべての項目を委託されますので、これらが登録支援機関の仕事となります。

ポイント

・入国後のサポートや定期的な面談などの支援をしている。
・ほとんどの場合、監理団体や登録支援機関に委託をしている。

外国人のよくあるトラブル

監理団体や登録支援機関が対応するトラブルで最多と言ってもいいのが、騒音問題です。

日本人は静かな環境が好きなようですが、実習生や特定技能で日本に来る外国人の母国(ベトナム、フィリピンなど)は日本のように静かではありません。また、田舎出身のベトナム人・フィリピン人なども多く、現地ではちょっとやそっとの音を出しても近所迷惑を気にする必要がありません

このため、夜ベランダで歌を歌う、友達を呼んで騒ぎ過ぎるといった理由で、近隣住民から苦情が来ることがよくあります。
もちろん、監理団体・登録支援機関としては入社までに十分説明はしますが、日本に来たことがない人であれば「これぐらいなら許されるだろう」と考えて歌を歌ってみるような人がいます。文化の違いとはいえ、難しい問題です。

この他に多いのは、ゴミ捨ての問題です。地域によってはゴミの分別がメチャクチャ厳しい自治体がありますが、ベトナムなどでは日本ほどゴミの分別をしないため、外国人には難しい(場合によっては理解しがたい)のが実情です。

ただ、日本人として気をつけたいのは、無闇に外国人のせいにしないということです。同じアパートに外国人がいて、ゴミ捨てを間違っていると多くの場合で外国人のせいにされます。
しかし、監理団体・登録支援機関の中には相当厳しく指導しているところもあり、間違えずにゴミ捨てできる外国人ももちろんいます。

逆に、マナーの悪い日本人も一定数いることも事実です。仮にゴミ捨てでルール違反があっても、勝手に犯人を決めつけないよう心に留めておきたいところです。

ポイント

・文化、環境の違いがトラブルにつながる事が多い
・マナーが悪い日本人も一定数はいる
・犯人と決めつけない心が大切

外国人採用に必要なコト

実習生・特定技能で外国人を採用するときに必要なのは「会社全体で新しい外国人社員を歓迎すること」 に尽きます。 。中小企業でたまにあるのが、社長がトップダウンで外国人採用を決めてしまい、内心で反対する社員が社内に多く生まれてしまうことです。

もちろん入社当初は指導の手間が掛かります。日本語もほとんど通じないかもしれません。

ただ、入社してくる外国人は様々な希望を持って来日・入社してきます。悪意を持って日本に来るような人はそうそういません。

そんな中、外国人社員を快く思っていない日本人社員が多いと軋轢が生まれてしまいってトラブルが頻発し、最悪の場合は退職や失踪に繋がってしまいます。 外国人を採用するときには、事前に社内コンセンサスを得ることが極めて重要です。

ポイント

・受け入れる前の社内環境作りが重要
・外国人は希望をもって日本に来ている

まとめ


株式会社ガイアサインでは、特定技能での人材採用をご希望される企業様に向けたサポートをしております。
新型コロナウイルスの影響で「人材の採用予定が立てられない」「来るはずだった海外採用の人材が来ない」など、なんでも結構です。このような時期だからこそ、共に解決策を検討させていただきます。
人材の採用に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にガイアサインまでご相談ください。

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